ソーシャル芸能へんしゅう部

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コミケ88に突撃!!セクシーコスプレに見る現代女性のヒロイン願望とネットの発達

コミケ88に突撃!

今年も熱気と欲望が渦巻く夏コミに突撃。朝は比較的涼しかったものの、日が高くになるにつれ例年通りの猛暑に…。

 

本日は、3日目ということでやはり男性の割合が多い印象を受けました。昼過ぎに会場内を散策すると、そこかしこで戦利品の確認をする男性グループが。まさに男の友情とはこのことに違いない…。

 

今年も、去年と同じくラブライブと艦コレが根強い支持を得ていると感じました。去年との大きな違いは、刀剣乱舞のヒットでしょうか。14日にも秋葉原から御茶ノ水まで6000人の行列を作ったことで話題になりましたが、本日もニトロプラスのブースには刀剣乱舞の画集を求めて婦女子の方々が長いを列を成していました。

 

他にも小林幸子さんが来場していたようですが、リサーチ不足で目撃できず…。

 

東地区は相変わらずの大混雑で男性トイレは大混雑。自宅で済ましてくる暇がなかったと予測されますw

 

一通りブースをチェックした後は、お楽しみのコスプレ広場へ。

 

コスプレは、毎度毎度クオリティの高さに感心します。特に、女性レイヤーの皆様方には感謝の言葉しかありませんw 眼福眼福。

 

しかし、毎年コミケ訪れている私が今回感じたのは、コスプレが本来の目的であったキャラクターに紛争する仮装という行為から離れ、女性の肌の露出面積を競うイベントになってるという点です。

 

これは昨今のコスプレ事情を批判したいという意味ではなく、自称在野の社会評論家(笑)であるワタクシとしては、女性コスプレの過激化は、ネットやSNSが発達した現代社会というものがリアルな形となって表れている一つの場ではないか?という疑問が頭をよぎるのであります。

 

ネットと女性の裸

なぜコスプレの過激化がネット社会の発達と結びついているのか、まずは”ネットと女性の裸”に注目したいと思います。「女性は誰もがお姫様」。どんな男性にも潜在的にヒーロー願望があるように、どの女性にも大なり小なり潜在的なヒロイン願望があります。性質の違いはあれど両者は自己顕示欲と言ってよいでしょう。

 

かつては、そういった願望の大半は結婚や家族、地元といった小さな範囲で完結し、特に強い願望を持っている人のみが芸能など不特定多数の人々からみられる仕事についていました。

 

それがネットやSNSの発達によって、華やかな世界に立つための見えない壁に大きな穴が空き、誰もがステージに上がる権利を手にしました。すなわち、人々は欲望を満たす手段を手にしたのです。しかし、手段得たからといってそれだけで満たされるわけではありません。

 

コップだけ手にしても意味をなさないのと同じ、乾いたのどを潤すには、水を注いで飲まなければなりません。しかし、自らのヒーロー願望ヒロイン願望を満たすため、人から注目を集め称賛の眼差しを集めることは容易ではありません。そこには、才能素質、努力、そして運が求められます。これらの条件を満たして不特定多数の人々から注目を集めることができれば、そもそも自己顕示欲に悩まされたりはしないのです。

 

では、人々は手段だけ手に入れて生殺し状態になったかというと、そうではありませんでした。注目を集めたい人々は、各々知恵と工夫をこらしステージに上るための新たな手段を開拓していったのです。

 

私は、その中で最も頻繁に使われ、かつ最大限の効率を発揮する方法が女性が肌を露出するという方法だったと思います。

 

これは単純ですが、非常に理に適っています。世の中の人間の半分である男の注目を集めるには、本能に訴えかけるのが一番てっとり早いのです。男はアホなので、女性が露出をすれば大抵注目し、チヤホヤします。

 

ちなみに、これが不思議と逆だとうまくいきません。女性は男性ほど肉体に興味を持っていないからです。女性も興味があることはあるのですが、男性よりもはるかにハードルが高いのです。それだけ、女性と男性の価値観が異なるという証かと思います。

 

話を戻すと、この方法によって多くのいわゆる“どこにでもいそうな普通の子”がそれまでの社会では考えられないような注目を浴びることとなりました。今やこの女性の露出とそれを待つ男性というのは、ネット社会の一つの構図と言ってよいでしょう。

 

そして日本社会においては、その現象を加速させるものがネットと同時に発達していきます。それがアニメ文化です。

 

アニメ文化の発達と“脱ぐ”という行為

ネットの発達や、テレビゲーム文化の定着によって我々の社会におけるバーチャルとリアルの境界は2,30年前と比べて限りなく薄いものとなりました。そしてリアルと違い制限のないバーチャル世界は今やリアルを駆逐する勢いを持っています。

 

そして、アニメは円熟期を過ぎて記号化が加速し、男女問わずアニメ漫画を記号的に楽しむというスタイルが常識となりました。記号的とは、キャラのかわいさであったり、ジャンルであったり、BLのカップリングであったりです。

 

これらを本能的に嗅ぎ取った注目を浴びたい女性たちがコスプレ女子なのではないでしょうか?一部の女性たちは注目を集めるため、リアルに台頭しつつあるバーチャルなアニメキャラを記号として自らに文字通りレイヤーとして重ねることにより、自分が持っている素質以上の眼差しを受けることに成功しました。

 

しかし、ここで新たな問題が発生します。コスプレ女子の増加です。先ほど述べたように、ヒロイン願望はどの女性も持っているので、ひとたび有効な方法が見つかればそこには人が集まってきます。そこでは、ただアニメキャラに扮するだけでは埋没してしまします。目的であった注目を集められなくなってしまうのです。

 

ここで、女性の肌の露出に繋がります。そうです、脱げばよいのです。

 

アニメキャラのコスプレをするだけでは足りないのならば、もっとも効率的かつ効果的な方法をとればよい。それが肌の露出というわけです。

 

注目を集めるという競争に勝利するために、人よりもより脱いでいく、そして誰かがより脱げばそれに負けないためにさらに脱ぐ。その激しさは、本来の自分ならば脱ぐ行為に抵抗があった人にもアニメの仮面によってそれを可能にするほどの力を持っています。

 

そして、その勢いは知らぬ間にチキンレースとなり、最後はみんなスッポンポン…というのは冗談ですが、実際にほとんど裸のコスプレ女子が結構いるのが現状ですw

 

まとめ

ネットの登場によって、自己顕示欲が顕在化し、それが女性の露出に繋がる。アニメブームとコスプレがそうした現象を加速させる。今回のコミケで、私は改めて現代社会の片鱗を覗いた気がしてなりません。

 

今後、この状況はどのような方向に向かっていくのか。正直なところ見当が付かないのですが、ワタクシの勝手な自論を頭の隅に置きつつ、温かく見守っていきたい思います(笑)

 

余談。詳しくないのではっきりとしたことは言えませんが、これほど規模のイベントでこれほど露出度の高いコスプレ女子が大勢集めるのは、コミケならではの現象ではないでしょうか。

 

やはりコミケまで来て大人数を相手にするだから、より注目を集めなければ意味がないという意識が働くのでしょうか?だとすると、自己欲求に正直で強かでかつ効率的です。コスプレ女子恐るべし…。