漫画「黒子のバスケ」29巻感想です。※ネタバレ注意
・あらすじ
伊月の活躍で善戦するも、まだ大差で負けている誠凛は最後の第4Qに突入する。小金井のプレイで実渕攻略の糸口を見つけた日向は再度実渕に挑む!! 日向のプレイで勢い付く誠凛。だがついに赤司が動き出す!!
※2015年1月より、アニメ3期がスタート!!
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立て直す誠凛!!しかし逆転への道は険しい!
葉山
「伊月は一流のプレイヤーだ考えなしに突っ込んだらヤバい」
黒子復活&火神のゾーンで流れが傾き始めた誠凛。敵チームの連続得点を許してしまい頭に血が上ったものの、一流のプレイヤーらしく伊月の実力を認め瞬時に冷静さを取り戻す葉山。
赤司
「最新の注意を払い、わずかでも緩めるな」
「僕の動きを封じたければな」
ゾーン火神の広範囲DFのぎりぎり圏外から打ち出される赤司のシュート。誠凛ムードをあざ笑うかのような3P!!
火神
「ゾーンにはまだ先がある…!!」
赤司に得点を許し、今以上のゾーンの必要性とその可能性を感じている火神。より深いゾーンに突入するために必要なものとはなんなのか?
小金井vs実渕!小金井の野生!!
小金井
「今押してるの誠凛じゃないの?だからオレも頑張るぞ…みたいな」
シューター不在の誠凛がおそれる実渕のマークは小金井。並の選手でしかない小金井に、油断しそうになる実渕でしたが、シュートを止めるために瞬感的に全神経を集中させる小金井から、火神らと同じ「野生」を感じます。
ただし、火神=トラ、青峰=黒ヒョウ、葉山=チーター、小金井=にゃん…と思いきや、実渕の「地」と「天」の使い分けにわずかながらに対応してきた小金井。ネコはネコでも山猫だった!!
自らのバスケ生活を思い返す小金井。何ごと長続きしなかった自分が、友人の水戸部がいて、なんとなく面白そうだと思い高校から始めたバスケット。辞めようかと思いつつも続けていく中で芽生えたバスケットやチームに対する想い…。
「地」と「天」のシュートに反応できる小金を警戒して実渕が繰り出そうとしたのは、分かっていても止められない「虚空」。小金井は、動けなくなるはずの「虚空」を前にして、何とか反応して見せるものの後一歩及ばず。「虚空」に対応した小金井に驚くと同時に身長差からほぼ100パーセント止められることが無いことを判断した実渕。
日向
「出してくれカントク!最終第4クォーター!!」
しかし、「虚空」に反応できた小金井を見て何かに気がついた日向!復活なるのか!?
小金井
「だからこそもっともっともっとオレはコートに立っていたかった」
第4クォーター。日向に後を託し、「無冠の五将」に一矢報いたことで自分のプレーをほめる一方、自分の至らなさから悔し涙を流すで小金井(泣ける…)。
赤司
「勝つのは洛山、絶対は僕だ」
ラスト10分!20点の点差を誠凛はどうやって跳ね返すのか!?
日向vs実渕再び!!木吉の意地と覚悟!!
開始早々、黒子の「加速するパス」と日向の3Pのコンボで得点する誠凛!4ファウルながら、リコから気合をもらい気力十分の日向、主将の復活で引き締まったDFで洛山のゴールを防ぎます。
日向
「うおおお!!」
再び、実渕vs日向!小金井のプレーによって、3種の重心位置の違いに気がついた日向は「地」のシュート封じに成功!
日向
「木吉テメー何年センターやってんだ!んな筋肉バカに負けてんじゃねぇ!!」
木吉
「うおおお!!」
リバウンドでは、仲間たちの必死のプレーに感化された木吉が、怪我を顧みない捨て身のプレイ!ついに根武谷に競り勝ち、ボールを奪い、そのままカウンターを成功させ15点差まで詰め寄ります。
再度行われるSG対決!3種のシュートを見分けることに成功した日向に対して、絶対的な自信を持つ「虚空」で勝負を仕掛ける実渕。
日向
「どれだけお前が強くても、このシュートだけは絶対に止めてやる!!」
相手より深く沈み、フェイントで相手の膝を伸ばしきることで分かっていても止められないシュートを可能にしている「虚空」。日向はその「虚空」をついに捕らえたます!誠凛は、再び反撃。黒子→木吉→日向のコンボで、3P成功3連続得点!!
赤司ゾーン突入!!
誠凛怒涛の反撃!!S・A・M・Dを実行し、洛山の得点を許さないどころか、黒子のカットがカットを成功させたことにより、そのボールを受け取った木吉が再度怪我を顧みない気合のプレイで根武谷とのゴールした勝負を制し、誠凛は4連続得点を決めます!!
赤司
「実渕…次の攻撃だけお前達だけで決めろ」
10点差まで近づいた誠凛。赤司は、意味ありげな言葉をはなったと思いきや氷のように冷酷な視線を実渕に送ります。
赤司(回想)
「つまり僕が己の力のみで戦うと決めたとき、お前達に失望し見限った時だ」
4人に攻めさせ自陣に残ったと赤司。スティールいた火神が「流星のダンク」決めようとした次の瞬間…。
赤司
「身分の違いを教えてやろうこの場にいる者全てに」
火神のボールをあっさりカット。ついに赤司がゾーン突入!!「無冠の五将」3人相手に一人で圧倒した赤司のゾーンが誠凛を襲います。
赤司
「跪け」
「そのまま讃える姿で思い知れお前達の敗北は絶対だ」
追いかける火神を突き放し、全ての誠凛メンバーはなんなくかわし、ゴールからゴールまでたった一人で得点した赤司。味方も驚くほどの強さをみせる赤司にどう立ち向かうのか!?
黒子と火神…赤司を止める擬似「天帝の眼」!?
火神
「オレがやる」
赤司を倒すと宣言した火神。そして、迷うことなくエースに託す火神仲間達。打倒赤司に必要なのものは、ゾーンを越えたゾーン。底のにある扉の向こうの世界第2のゾーン!!
赤司
「滑稽な足掻きだお前はそこで這いつくばっていろ」
ゾーンの力でDFも強化された赤司は、火神を赤子扱い。残り時間が限られる中、第2のゾーンに突入するための扉をどうしても開けられずあせる火神…。
黒子
「諦めませんか…一度」
一人だけで何とかすることを諦め、自分にもその重荷を背負わせてくれないか?と語る黒子。
火神
「やろうぜ二人で赤司を倒すぞ!」
一瞬ためらったものの、コレまでの経験を思い出し、黒子の言葉を受け入れた火神。
黒子
「ボクがその差を埋める『眼になります』」
赤司と火神の差は、「天帝の眼」。みずからが「眼」になると語る黒子の言葉の意味とは?
ゴールしたの木吉さえもブロックしてしまうゾーン状態の赤司。刻々と終わりに近づく試合時間…。赤司を止めるためには、黒子と火神に託すしかない!
赤司を待ち構える黒子と火神がとった行動は、たて一列のフォーメーション。例え予想外の事態が起きようと事前に未来が視えるために、二人の作戦など全くおそれずに突き進んでくる赤司。しかし…。
赤司
「…バカな…ありえない!!なぜお前がボクよりはやくボクの先にいる!!」
火神を「天帝の眼」でかわしたかと思いきや、赤司が未来を見るよりも一歩早く赤司の目の前に躍り出た黒子!!
日向
「仲間の未来をみる黒子だけの擬似的な『天帝の眼』!!」
赤司を見ずに、火神の動きだけに注視し、独自の観察眼と日ごろの積み重ねてきた経験と信頼から、赤司よりも一瞬遠い未来の予測を実現させた黒子の擬似「天帝の眼」!!
ついに赤司を止めることに成功した黒子たち!!誠凛逆襲開始!!